海外と比べた日本のリサイクル事情
日本のリサイクル率は環境省の「一般廃棄物の排出及び処理状況等(2016年度)について」によると、20.3%になります。
出典元:環境省 一般廃棄物の排出及び処理状況等(2016年度)について
さて世界一のリサイクル大国はどこになるでしょうか?
第一位はアイルランドになり、リサイクル率は78%(2013年度)を記録しました。
アイルランドのリサイクルの取り組みは、国とものづくりの企業が率先して行っており、
日本との違いでゆうと、賃貸物件には前の入居者が利用していた家具、家電が残されており、
それを新しい入居者はそのまま使用するのが通常です。
ほんの十数年前までアイルランドもそんなにリサイクル率の高い国ではありませんでした。
分別などせず、何でもひとまとめに捨てていたそうです。
それがゴミの収集が有料化になり分別することが当たり前になって、人々の意識が変わりました。
洋服のリサイクルには特に目立った取り組みをしております。
街にリサイクルボックスが設置されており、
そこに持ち込まれた洋服は希望者がいれば、持って帰って良いとのこと。
まだ使えるモノを共有するリサイクルボックスが街にあり、一人一人の意識が変わってゆけば、
それだけでゴミの量は減り、地球環境や消費者にとっても良い結果になるのではないでしょうか。